副鼻腔炎・蓄膿症・鼻の奥が痛い時に効果的なツボ(トリガーポイント)を解説します。
副鼻腔炎は風邪などさまざまな原因により、鼻の奥の副鼻腔に炎症が起こっている状態です。慢性化・重症化してしまったものは、蓄膿症とも呼ばれます。この副鼻腔炎により、鼻の奥の痛み、頭痛、頬、目の奥の痛みなどが生じます。
もちろん、治療には医療機関の受診とお医者さんへの相談が第一です。しかし、副鼻腔炎・蓄膿症・上咽頭炎などの鼻腔トラブルによって生じる、鼻の奥の痛み、頭痛、顔面痛、首こり、肩こりなどは、トリガーポイント指圧によって改善することが可能です。
また、骨格の問題や、首こり・肩こりによる骨格の歪みにより、副鼻腔に膿が溜まりやすくなって、慢性的な副鼻腔炎の要因ともされています。副鼻腔炎の悪化や慢性化の予防対策としても、これらのツボ(トリガーポイント)をマッサージすることが効果的となります。
本記事では、副鼻腔炎・蓄膿症・上咽頭炎などの鼻腔トラブルにより、鼻の奥の痛みやその他の痛みの原因となっている筋肉と、トリガーポイントができやすい位置を図解で解説していますので、後半の「トリガーポイントマッサージ(指圧)手順」を参考に、マッサージを行ってみてください。
副鼻腔炎の根本的な解決とはならないにしても、悪化や慢性化、痛みの改善には十分効果が期待できます。
副鼻腔炎・蓄膿症・鼻の奥の痛みに効くツボ・トリガーポイントと慢性化・悪化の原因となっている筋肉
鼻腔周辺の筋肉以外にも、後頭部や首の深部の筋肉、胸鎖乳突筋にもトリガーポイントが発生しやすいので、注意深く探りましょう。外側翼突筋は重要ですが、口の内部からのアプローチになるので無理に行う必要はありません。
✕マークがトリガーポイントが発生しやすい箇所を示しています。
副鼻腔炎・鼻腔痛の原因となる筋肉
- 眼輪筋
- 咬筋
- 前頭筋
- 側頭筋
- 胸鎖乳突筋
- 外側翼突筋
- 後頭下筋群
- 頸板状筋
- 多裂筋
- 後頭筋
- 顎二腹筋
副鼻腔炎・鼻の奥の痛みを改善するマッサージ方法
医療機関の受診と、お医者さんの指示に従うことが最優先ですが、副鼻腔炎や鼻腔痛の悪化・慢性化の原因となっている上記の筋肉をほぐしたり、トリガーポイントを消滅させることで、鼻腔トラブルを改善できる可能性は十分にあります。
上記のトリガーポイントマップで痛みの原因となっている筋肉とトリガーポイントができやすい位置を把握して、下記のトリガーポイント指圧の手順に従ってマッサージをしてみましょう。
トリガーポイントマッサージ(指圧)手順
トリガーポイントについての詳しい説明や、その他の痛みの症状別のトリガーポイント一覧は、こちらをご覧ください。
【痛みの症状別トリガーポイント一覧】と「マッサージのやり方」
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