
瞑想って座禅を組んで心を無にするってことじゃないの?
寝ながら簡単にできる瞑想のやり方ってないの?


たろー
こんにちは、たろーです。
僕は元々マッサージセラピストとして働いていて、仕事柄、色々なマッサージやリラクゼーションの技法や癒しの方法なんかを研究していた時に、クラニオセイクラルバイオダイナミクスという療法と出会い、その療法中の感覚が、深い瞑想状態とほぼ同じ感覚だと気づき、自分でも瞑想をするようになったという経緯があります。
近年、Googleをはじめとするアメリカの大企業の間で取り入れられている「マインドフルネス瞑想」や「ヴィパッサナー瞑想」などが取りざたされていますが、本を読んで理論はわかるけど、実際にやってみてもいまいちピンと来なかったり、そもそも抽象的なことばかり書いてあって、実際の瞑想方法が良くわからなかったりするかと思います。
僕も色々な本やブログを読んでみましたが、理論や大まかなカタチは理解できるのですが、具体的にどうやって瞑想状態に入るのか、また、瞑想状態に入るとどんな感覚になるのかがさっぱり書いていない事が多いです。
というのも、おそらく書いている本人が瞑想状態に入ったことがないので、具体的な方法や感覚がわからないのではないでしょうか?
なので今日は、「瞑想2度目のトライで、深い瞑想状態に入ることができた僕の、寝ながら簡単にできる瞑想のやり方」を、できる限り具体的に、誰にでも分かりやすく解説していきますので、興味のある方はお付き合いください。
瞑想状態に入った時の感覚や、その後どういったことが起こるのかも、僕の実体験をしっかりお伝えしていきますね。
こんな方におすすめ
- とりあえず瞑想をしてみたい
- 瞑想をしているけど、難しくて上手くできない
- 寝ながら楽な姿勢でできる瞑想法を知りたい
- 深い瞑想状態に入ってみたい
この記事を読むと
- 寝ながらできる瞑想のやり方が分かる
- 深い瞑想状態に入ることができる
- その後の神秘体験はあなた次第
そもそも瞑想や瞑想状態ってなに?
「瞑想って座禅を組んで心を無にすることでしょ?」
こんな風に思っている方はかなり多いのではないでしょうか?
僕も最初は完全にそう思っていました。
座禅を組んで、とにかく心を無にして悟りを開こうとすることが瞑想なんだと、がっつり思い込んでいましたね。
もちろん、瞑想には色々な種類があり、無にフォーカスしたものもあるでしょうが、最近話題の、「マインドフルネス瞑想」や「ヴィパッサナー瞑想」は「気づきの瞑想」とも言われ、ありのままの感情を受け入れ、自分の心や潜在意識をただただ観察するといった感じの瞑想法になっています。
僕がやっていて、ここで教える瞑想法も、どちらかというとこの「気づきの瞑想」に近いのですが、Googleやその他の大企業で教えている「マインドフルネス瞑想」は、瞑想する行為自体が良しとされていると言いますか、「マインドフルネスして頭スッキリさせたら仕事もはかどるっしょ!」的な、瞑想=クールな捉え方をされていると思うんですよね。
僕がここで重要視しているのは、「瞑想する行為」ではなく、「瞑想状態に入ること」です。
どちらが正しいかの問題ではないのですが、瞑想=クールに捉えている方は、実際に瞑想状態に入ったことがなく、ただなんとなく瞑想して心を落ち着かせて満足している人が多いように感じます。
ちょっと難しいかもしれませんが、僕の言う「瞑想状態」って何なのかっていうのを説明しますね。
瞑想状態とは、変性意識状態、半覚醒状態、まどろみの状態、レム睡眠状態などと言われることもありますが、これらの状態の時は、大体同じような脳内環境になっていると考えられます。
分かりやすく脳波で説明します。
δ波(デルタ波) | 1~4Hz | 深い眠りの状態 |
θ波(シータ波) | 4~8Hz | 瞑想状態・半覚醒状態 ←目指すべき状態 |
α波(アルファ波) | 8~13Hz | リラックスしている状態 ←ただの瞑想だとココ止まり |
β波(ベータ波) | 12~24Hz | 通常の活動時 |
γ波(ガンマ波) | 24~70Hz | 脳がハイスピードで動いている状態 |
δ波(デルタ波) 1~4Hz
デルタ波は脳の活動が一番ゆっくりな状態ですね。
深い眠り、いわゆるノンレム睡眠の状態です。
最も身体を休息・回復させる能力があり、新生児や幼児には顕著に見られるのですが、年齢が上がるにつれ減少していきます。
なので、睡眠時にこのデルタ波の状態を安定的に作り出すことができれば、質の良い睡眠、免疫力システム、学習能力や活動能力の向上に良い影響を与えることができます。
θ波(シータ波) 4~8Hz
ここが、瞑想で目指すべき脳波の状態です。
深い瞑想状態、変性意識状態、まどろみや半覚醒状態、レム睡眠状態の時に現れます。
身体は眠っているのに、脳が覚醒している状態ですね。
夢を見ている時にもシータ波が多く現れますが、この状態を瞑想で意識的に作り出すことで、感覚が研ぎ澄まされ、想像力・直観力が飛躍的に高まります。
潜在意識にアクセスするとかは、ちょっと僕にはよくわからないのですが、不思議で神秘的な感覚に包まれることは確かです。
瞑想でシータ波に入る状態を増やしていけば、必然と良いデルタ波を作り出すことができるのではないかと感じています。個人的な意見ですよ。
ちなみに、この瞑想状態の時に色々と訓練というか、チャレンジを繰り返せば、クンダリーニ上昇&覚醒できちゃったり、明晰夢が見れたり、幽体離脱ができたりします。
僕は明晰夢はたまに見るのですが、まだ幽体離脱はできていません。
クンダリーニ上昇&覚醒は経験済です。気になる方はどうぞ↓
α波(アルファ波)8~13Hz
身体や心がリラックスしている状態ですね。
ソファやベッドに横になってゆっくりしていたり、入浴中や気持ち良いマッサージを受けている時などはこの脳波の状態です。
なんとなく瞑想をしていたり、5分で出来る簡単瞑想法!みたいな瞑想ごっこをしている時は、脳波はアルファ波止まりだと思います。
それでもリラックスは出来ていると思うので、良いには良いと思うのですが、本当の瞑想状態はココではないですよってことだけ覚えておいてください。
僕の場合ですと、シータ波の瞑想状態に入るまでに最低10分はかかります。
長いときは30分以上かかることもありますし、身体が疲れていたり調子の悪いときには、瞑想状態に入れずに諦めることもあります。
瞑想の達人なんかは一瞬で入れるのかも知れませんが、少なくとも5分とか3分で出来る!なんてのは、あんまり信用しなくても良いかと思います。
β波(ベータ波) 12~24Hz
通常の活動時はこのベータ波の状態です。
仕事中だったり、勉強中だったり、起きている時に行っているほとんどの活動が、この脳波の状態ということですよね。
周波数が高く、緊張感のある状態なので、この状態があまり長く続くと、過度な不安を招き、ストレスが溜まっていくという状態になります。
ですので、脳を休ませてあげる為にも、アルファ波・シータ波・デルタ波になれる時間をできるだけ確保する必要があります。
ちなみに、よくスポーツの場で耳にする「ゾーンに入る」というのは、ベータ波での活動時に脳波をアルファ波に近づけることで、余計な緊張が解けて感覚が研ぎ澄まされるので、ボールが止まって見えたり、相手がスローモーションに見えたりという現象が起こります。
この脳波をコントロールする訓練も最近増えてきていますね。
γ波(ガンマ波) 24~70Hz
ガンマ波については、まだまだ解明されていないことも多く、以前はベータ波の一部とされていたのですが、通常活動の中でも特に脳が高い周波数でハイスピードに動いている時に、このガンマ波の特徴が見られます。
通常の深い瞑想時には脳波はシータ波になっていると思うのですが、レム睡眠時や、高位の僧侶が行っている瞑想時には、脳波がガンマ波を示すことがあるようです。
身体は休息しているのに、脳波フル回転している状態でしょうか。
おさらいしますが、今回の瞑想で目指すべき状態は、リラックス時のアルファ波と、深い睡眠時のデルタ波の間にある、シータ波の状態です。
この感覚をつかめて、初めて「瞑想状態に入れた」と言うことができるでしょう。
寝ながらでも瞑想ってできるの?
もちろんできます。
そのためにこの記事を書いているわけなのです。笑
僕も初めは、座禅を組んで心を無にするのが瞑想だと思っていたので、みなさんの中にもそのように瞑想を捉えていた人も多いのではないかと思います。
結論から言えば、瞑想状態に入ることができれば、姿勢は何だって良いのです。
寝てもいいし、座ってもいいし、達人は歩きながらでも瞑想しちゃいます。
実際に僕も、最初っから座禅など組まずに、寝ながらの瞑想にチャレンジしましたし、あっさりと2回目のトライで瞑想状態に入ることができました。
なぜ初めから寝ながら行ったのかと言うと、僕は元々ヘルニア持ちで腰が悪いんですね、、でも瞑想の本だったりを読むと、座って骨盤を立てることが重要みたいなことが書いてあるんですよね。
これ、腰が悪い人には絶対無理ですから。
しまいには、ベストは結跏趺坐(けっかふざ)とかいう、股関節かたい人には絶対不可能な姿勢を推奨してくるわけですよ。
この時点でやる気ゼロになりますよね。
なんか悔しくて色々探してみたら、何やら寝ながらやる瞑想法もあるってことが分かり、試してみたら2回目で意外と簡単にできちゃったって感じです。
今までの躊躇してた時間を返してくれーって感じですよね。
僕が参考にしたのは、シャバーサナやヨガニードラの時の、仰向けで寝る姿勢です。
瞑想の方法としては、サマタ瞑想やヴィパッサナー瞑想のやり方に沿って、とにかく呼吸に集中して、浮かんできた思考や感情をありのままに受け止め、また呼吸に集中して瞑想状態に入っていくという方法です。
詳しくは後で解説しますね。
一度瞑想状態がどんな感覚なのか分かれば、その後は横向きでもできますし、座ってでもできます。
(今でも座位だと体が痛くなって集中できないので、座って瞑想する時は、あぐらをかいて壁に背中をつけてやります。)
要は、自分が一番リラックスできる状態で行った方が、良い瞑想ができますよってことです。
無理な姿勢でやると全く集中できませんからね。
僕が2度目の挑戦で瞑想状態に入れた【寝ながら瞑想】のやり方
やっと実践方法ですね!
長らくお待たせいたしました<m(__)m>
この【寝ながら瞑想】は僕が実際に行っている、色々な瞑想法を僕なりにアレンジして、意外と簡単に深い瞑想状態に入ることができる、完全にオリジナルなやり方です。
目的は深い瞑想状態=脳波がシータ波の状態に入ることですので、リラックス方法とかストレス解消法などとはちょっと違ってきますので悪しからず。
とは言え、ここまで具体的に瞑想状態に入るやり方を解説している瞑想本やサイトはあまり見かけないので、ぜひ参考にしてみてください。
最初は丸パクリで真似しても良いかと思いますが、合わない時はあなたなりにアレンジして、無理なく楽しく取り組みましょう。
1. ストレッチ・ヨガ・マッサージなどで身体の緊張を解く
実はここがすごく重要になります。
深い瞑想状態に入るためには、全身の緊張が解けている必要があるんですね。
そこで重要になってくるのが、瞑想前にストレッチやヨガや、マッサージを受けても良いのですが、しっかりと筋肉のハリやコリを取って弛緩させ、全身をリラックスした状態にしてあげるということです。
このステップを踏まずに、ないがしろにしていると、なかなか瞑想状態に入れなかったり、入ったとしても筋肉のこわばりが邪魔をして、良い瞑想ができなかったりします。
本来、ヨガで行っているアーサナと呼ばれる様々なポーズも、最終目的である良い瞑想を行うための、ウォーミングアップ的なものなんですよね、、たぶん。違ってたらごめんなさいね。
まぁ、とにもかくにも、瞑想前に身体の緊張を解いておくのが重要だということは覚えておいてください。
初心者の方が、初めから本格的なヨガやマッサージを受ける必要は無いかと思いますが、せめて簡単なストレッチぐらいは行って、ご自身の気になる部分はいくらか楽にしておいてください。
2. 瞑想する環境を整える
次に、瞑想する環境を整えましょう。
僕のこの瞑想法は、寝ながら仰向けを推奨していますので、あなたがいつも寝ているベッドや布団の上で行うのがベストです。
枕も使用しても構いませんが、なるべく腰から頭までは真っ直ぐなるようにしたいので、枕が高すぎる場合は外しちゃいましょう。
あと、できるだけ部屋には一人の方が良いですね。
パートナーが居てもできなくはないですが、途中でいびきをかかれたり、寝言なんか言われた時には、一気に瞑想が解けてしまいますからね。まぁ、できるだけといった感じです。
それと、事前にトイレは済ませておきましょうね。瞑想中に尿意が襲ってきたら中断するしかないので。
その他は好みになるのですが、ヒーリングミュージックなどの音楽をかけるのもアリですし、あなたが好きなアロマをたいても良いでしょう。
Youtubeで「瞑想 音楽」とかで探せば沢山でてきます。途中で広告が入るのは頂けませんがね。
音楽も香りも、自分が心地よいと思えるのであれば、なんでもOKです。
3. 仰向け(シャバーサナのポーズ)で寝る
ここまで来たら準備はバッチリです。
仰向けになって瞑想を始める姿勢を整えましょう。
初心者の方におすすめなのが、シャバーサナと呼ばれるポーズです。
まぁ、なんの変哲もない仰向けの姿勢です。
こんな感じですね↓
脚は軽く開いて、腕は少し体から離すようにして、手のひらを上向きにしましょう。
手のひらは上向きがベターみたいですが、ぎこちないようでしたら、横でも下でもそれほど問題はありません。
握り方はグーでもパーでもなく、自然な感じで大丈夫です。
目は、半眼と言う半目開きが良いとか言われていたりするのですが、全然閉じちゃってOKです。
あまり力を入れず、自然な感じで目をつぶりましょう。
できれば最初のうちは体に余計な圧をかけたくないので、布団や毛布はかけずに行った方が良いですね。
うん、初めの姿勢はこんな感じでバッチリでしょう。
後々でてきますが、お腹の下のほうにある丹田に意識を向けることが多くなるので、おへそのちょっと下あたりに、そっと左手か右手、もしくは両手を添えても悪くはないです。このあたりは、何度か瞑想を繰り返していくうちに意味がわかってくると思います。
もしこの時点で、体や顔が痒かったりしたら、スッキリするまでかいておいてね!
なるべくストレスフリーな状態で瞑想に移りましょう。
4. 深呼吸を3回して全身の力を抜きます
いよいよ瞑想の開始です。
まずは大きく深呼吸を3回して、全身の力を抜いていきます。
この深呼吸を含め、これから行うすべての呼吸は「鼻呼吸」になります。
口呼吸は一切しません。
すべて、鼻から吸って、鼻から吐く、「鼻呼吸」です。
理由は色々あるのですが、ここは四の五の言わず、鼻呼吸で行きましょう。
まず、鼻から大きく息を吸ってください。
10が限界だとしたら、8ぐらいを目処に大きく吸いましょう。(10まで吸うとちょっと苦しいので、大きく吸って自然に止まる8ぐらいの感覚で大丈夫です。)
この時のイメージとしては、肺(胸)いっぱいに空気を吸い込んで、膨らませる感じですね。
肺(胸)に8ぐらいまで空気をいっぱい吸い込んだら、3秒ほどそのままストップしてください。
心の中で「イチ、ニ、サン」と数える感じでいいです。
そのまま今度は、ゆーーーっくり鼻から空気を吐き出していくのですが、この時に、肺に溜まった空気を、ゆっくり「丹田」に落とし込んでいくように意識して、空気を完全に吐き切ってください。
はい、でました!「丹田」ですね。テストにでますよ!
丹田呼吸とも言うのですが、この丹田を意識して呼吸することがかなり重要です。
この呼吸法は、胸式呼吸と丹田呼吸を合わせたようなやり方ですね。
もう一度説明します。
鼻から吸って鼻から吐くのですが、意識は、肺いっぱいに溜まった空気を、ゆーーーっくり丹田に落としていきながら、すべて空気を吐き出していく感じです。
うまく丹田に空気を落とし込めれば、身体の力が抜けていく感覚が掴めると思います。
丹田に空気を送る時に、全身の力が抜けるようなイメージ、もしくは「力抜けろー」みたいに心の中で唱えても良いです。
分かりやすく秒数で説明すると、
4秒で大きく吸って、3秒止めて、8秒ぐらいかけてゆっくり吐き出していくぐらいの感覚ですが、あまり秒数にはこだわらなくて大丈夫です。
大きく吸って、ちょっと止めて、ゆっくり吐き出すぐらいの感覚でOKです。
快眠のための呼吸法に「4-7-8呼吸法」という有名なものがあるのですが、僕の感覚では、7秒息を止めるのはちょっと苦しい感じがするので、「4-3-8」ぐらいがやっぱり丁度良い気がします。
まぁ、ここは好きにアレンジしてください。
ここまでが1回の深呼吸になります。
これを3回繰り返すのですが、「全身の力が抜けたなぁ」「心が落ち着いたなぁ」と感じるまで、4回、5回と行っても良いです。
5回もやれば、十分リラックスできているとは思います。
step
14秒かけて鼻から大きく息を吸い込んで(8/10ぐらい)胸いっぱいに溜め込む。
step
23秒間息を止める。
step
3溜まった空気を丹田に落とし込むように、8秒ぐらいかけてゆっくりと鼻から息を完全に吐き切る。
ココがポイント
4-3-8呼吸法と覚えてね!ネーミングはオリジナルだよw
5. 呼吸法で身体の各部位の緊張を解放する(毛細血管を開く)
ここまで来たら、だいぶ心は落ち着き、全身の力は抜けているかと思います。
ここからは、より身体の各部位にフォーカスして、呼吸により完全に緊張を解いていきます。
参考にした呼吸法があったのですが、名前は失念してしまいました。
それを僕なりにアレンジした呼吸法になるのですが、最近調べてみたら眠りのヨガと言われているヨガニードラでも同じような呼吸法があるようです。
実際にやったことはないので詳しくは不明ですが、世界中探したら同じようなテクニックの呼吸法は見つかると思うので、あながち間違ってはいないと思います。
まず、鼻から大きく吸って肺を膨らませるまでは、先ほどの深呼吸と同じです。
8ぐらいまで吸って、3秒ほど止めて、今回は丹田ではなく、各部位に向かって空気を送り込んでいきます。
例えば、左足を意識する場合は、肺で溜めた空気を、左脚を通って、左の足先に向かってゆっくり落とし込んでいく感じですね。
上手にいけば、足や足の指先がピリピリっとして温かくなる感じが分かります。
これを「氣」だと言えば「氣」なのでしょうが、解剖生理学的に言うと、毛細血管が開いて血流が良くなったということでしょう。
毛細血管って、全血管の99%を占めていて、全長でいうと地球2周半ぶんぐらいになるんですね。
これが身体全体をネットワークのように張り巡らされているんですけど、活動できていない毛細血管がかなりあるようなのです。
加齢と共にどんどん衰えていくのははっきりしていますし、冷え性なんかの人は完全に末端の毛細血管が休業状態なわけです。
この死にかけの毛細血管をゴースト血管と言うらしいのですが、この呼吸法で、ゴースト血管の復活祭を開催しちゃってくださいって事です。
なので、呼吸しながら各部位の毛細血管を開いて、血行を良くしてあげる感覚で行ってきましょう。
これだけで冷え性や鼻づまりが改善する人もいます。
正直順番はどうでも良いのですが、僕の場合は、
左足→
右足→
左手→
右手→
7つのチャクラを下から順番に
って感じです。
各部位1回の呼吸で良いのですが、毛細血管が開いた感じがしなかったり、ピリピリや温かくなった感じがしなかった場合は、同じ部位を何度かトライしてください。
「おいおい、チャクラ出てきちゃったよー。スピリチュアルはついていけないよー。」
と諦めないでね。
ヨガ的にはチャクラですが、西洋医学的にも重要な器官なので、スピリチュアルに明るくない人は医学的に捉えて大丈夫ですよ!
チャクラはこんな感じですね↓
両足、両手を解放させたら、チャクラを下から順番に解放していくので、まずは第1チャクラである会陰に空気を送り込む感じに呼吸します。
性器と肛門の間ですね。
この辺りの毛細血管が開いて温かくなったなぁと感じたら、次は第2チャクラの下腹部(おへその下)にある丹田を開いていきます。
次は第3チャクラの胃やみぞおち付近→第4チャクラの心臓(胸)→第5チャクラの喉→第6チャクラの眉間の奥にある松果体(鼻の奥って感じでも良いです)→最後に頭頂部を開いてこのチャプターは終了です。
ここまでで、大体5分~10分ほど時間が経っていると思います。
ポイント

- 4-3-8呼吸法で全身の各部位の緊張をほどいていく。※毛細血管を開くイメージ
- 左足→右足→左手→右手→第1チャクラから順番に第7チャクラまで
ここまで来るとですねぇ、いやここまで来る前に、大体の人は眠っちゃっていると思います。
僕も寝る前に瞑想しようとすると、結構な確率で寝落ちしちゃいますw
でも、僕はそれはそれで良しとしています。
みなさんも途中で寝落ちしちゃうことも多々あると思いますが、
「あー瞑想失敗しちゃったー、、、」
とネガティブにならずに、
かなりリラックスして熟睡できたのだから、良いことなのだと常にポジティブに捉えましょう。
どうしても寝落ちしちゃう人は、最後の方で「寝落ちしない裏技」をお伝えしますので、もうちょっと待っててね。
6. ひたすら呼吸に集中して瞑想状態に入るのを待つ
5で全身の各部位をリリースしたら、後はひたすら呼吸に集中して瞑想状態に入るのを待ちます。
この時の呼吸は、今までのように、大きく8まで吸ってゆっくり吐く、のような意識はしなくて結構です。
あるがままに、自然体な感じで鼻呼吸を繰り返してください。
胸に空気を溜めるという意識も捨てて構いません。
ただ一つだけ、どこかのチャクラに意識を向けて呼吸するようにしましょう。
僕のおすすめは、やはり丹田ですが、これは好みや相性があるので、絶対ではありません。
しかし、初めから松果体や頭頂部など上の方のチャクラを狙うと、意識が散漫になり、呼吸に集中するのが難しくなる可能性が高いので、無難に丹田辺りか、胸から下のチャクラを狙った方が瞑想状態に入りやすいのかなぁって感じはします。
この時にですね、色々な思考や感情が浮かんでくると思いますが、決して「無になろう、無になろう」とはせずに、その浮かんできた思考を受け入れてください。
思考や感情をただ観察するという感覚でも良いですね。
その内に自然とその思考は流れるように消えて行きますので、そしたらまた呼吸に集中し、また感情が生まれてきたら自然と受け入れ、受け流し、またまた呼吸に集中というのを繰り返してください。
そうしたら、いつか瞑想状態に入れる時が必ず訪れます。
目安の時間などは、個人差やその時に体調によっても全然違うので、はっきりは言えません。
僕の場合ですと、このフェーズに入ってから5分ほどで瞑想状態に入れることもありますし、30分ぐらいかかる時もあります。
調子が悪い時は1時間頑張っても無理な時もあるので、そんな時は潔く諦めます。
あまり意固地になって苦痛な思いをしながら瞑想しても本末転倒なので、30分ぐらいやってみて、それでもダメな時は、次回また調子が整っている時にトライした方がストレスなく瞑想できると思います。
とにかく、気楽に楽しく瞑想してみましょう。
ココがポイント
1つのチャクラに集中して、ひたすら呼吸を繰り返し、瞑想状態に入るのを待つ。
瞑想状態に入ったらどんな感覚?
では、実際に瞑想状態に入った時にどんな感覚になるのかを説明していきます。
冒頭でも説明しましたが、瞑想状態とは、変性意識状態、半覚醒状態、まどろみの状態、レム睡眠状態と同じような脳内の状態で、脳波で言うとシータ波の状態ですね。
身体は完全に休息しているのに、脳は覚醒している状態です。
この、瞑想状態である、脳波がシータ波に入った時に感じる感覚は、個人差はあると思うのですが、大体みなさん同じような感覚を持っているようです。
僕の場合で説明しますが、上で教えた呼吸法を繰り返していくうちに、急に脳が「シュっ」と縮んだような感覚が最初に起こります。
あくまで感覚ですが、5ミリ~1センチぐらい脳が萎縮したような感じです。
その後、閉じているまぶたの裏側に、白や様々な色の光が渦を巻くように動き出します。
この光の感覚は実際経験するとすぐに分かると思います。
同時に、手足の力が完全に抜けて、簡単には体が動かせないような状態になります。
実際に動かそうと思えば動かせるんですけどね、感覚としては体がベッドに張り付いたような、金縛りにあったような感覚です。
何度か言っていますが、まさに、身体は完全に休息しているのに脳が覚醒している状態ですね。
このような感覚を感じたら、あなたも晴れて Welcome to 瞑想の世界です。
初めてこの状態に入ると、とても不思議な感覚に包まれると思います。
余談ですが、この状態の時に、鐘の音だったり、ヒーリングミュージックでもいいと思うのですが、とにかく良い周波数を発している音ですね、お経なんかもそうでしょう、そんな音を聞くと、余計なバリアーが無いぶん、ダイレクトに脳や心に突き刺さってくるような感じを受けます。
ゾクゾクして、音の振動までもがリアルに伝わる感じです。
トランス状態って感じでしょうか。
「別に」様みたいにドラッグに頼っている人たちは、瞑想を極めた方が良いでしょうね。
少しあらぬ方向に話は逸れてしまいましたが、なんとなく瞑想状態時の感覚は理解できたかと思います。
実際に一度経験すればすぐに掴める感覚なので、是非この状態を目指して、楽しく瞑想にトライしてみてくださいね。
寝落ちせずに瞑想状態に入る裏技
ここでは、寝る前にトライすると、すぐ寝落ちしてしまうあなたに、ちょっとした裏技を教えます。
裏技1 昼間に瞑想
休みの日にうってつけですね。
夜、寝る前に行うよりは、確実に寝落ちする確率は減ります。
天気の良い日に、少し部屋に太陽の光が差し込むぐらいの環境で瞑想できると、なかなか気持ちいいですよ。
裏技2 夜中にトイレで起きちゃったついでに瞑想
これは僕が結構やるやつです。
夜中に尿意で目が覚めて、「ヤダなぁ」と思わずに、「よし、チャンスだ!」と思って瞑想しちゃいましょう。
体がだいぶリラックスしている状態なので、瞑想状態に入りやすいです。
次の日が休みだったら迷わずトライです!
裏技3 朝起きる2時間前に目覚ましを掛けて瞑想
これも体の状態は2と同じなので瞑想しやすいですよね。
十分睡眠をとった後なので、眠気は2よりも感じないでしょうね。
まぁ、1時間前でも良いのですが、2時間あれば失敗してもまた少し眠れるので、僕は2時間前ぐらいに目覚ましをセットします。
裏技4 瞑想前にコーヒーを飲む(カフェインを採る)
これがねぇ、少し邪道に感じるかもしれませんが、かなり効きます。
コーヒーでも紅茶でもハーブティーでも良いですが、瞑想前にカフェインを摂取することで、目が覚めますし、脳がクリアになって良いインスピレーションを与えてくれます。
特に2とか3で、寝て起きた後にカフェイン採ると、瞑想開始して20~30分後には脳が覚醒しているので、かなりの確率で寝落ちせずに瞑想状態に入れます。
僧侶なんかも、眠気覚ましにお茶を飲みまくって瞑想していたと聞くので、実は王道なのかもしれません。
休みの日や、休みの前日に行えば、そんなにダメージは無いと思うので、あなたに合ったやり方を見つけてくださいね。
瞑想状態の先にできること
瞑想状態に入ると、余計な力が抜けて、脳がクリアになるので、物凄く想像力が膨らみます。
そして、その後にできる事というのは、本当に沢山あってですね、例えば、チャクラを1つ1つ開いていくこともできますし、クンダリーニ覚醒もできますし、明晰夢を見ることもできますし、幽体離脱だってできちゃいます。
オカルトかよって思うかもしれませんが、事実なんだなーこれが。
僕は幼い頃からたまに明晰夢を見ることはあったのですが、瞑想で明晰夢を作り出し、その中に入り込むことにも何度か成功しています。
クンダリーニの上昇も経験済です。
クンダリーニ覚醒が気になる、クンダリーニ上昇してみたいって方は↓の記事で解説しています。
幽体離脱は何度かトライしたのですが、なかなか難しく、まだ成功できていません。
と言うか、結構疲れるので、今はトライすらしていません。
でも、幽体離脱できるという感覚は確実に理解できます。
瞑想を何度も経験している人は分かると思うのですが、氣、チャクラ、魂、テレパシー、幽体離脱、心霊現象など、様々なスピリチュアルな現象を、実際に自分では操れなかったとしても、理解はできるようになるんですよね。
結局は意識世界の出来事なので、そういった高次元の現象を理解できるようになると言うか、少なくとも否定することはできなくなります。
それだけで、あなたの視野は確実に広がりますし、世界や宇宙の見方が変わってくるので、なんだかんだ言って、やっぱり瞑想って良いじゃん?ってなると思います。
瞑想の注意点!!
ここが実は僕が一番伝えたいポイントかもしれませんね。
瞑想をして、瞑想状態に入れると、確かに世界に対しての視野が広がったり、想像力が増したり、心に余裕ができたり、それ以外にも、不思議な感覚に包まれたり、スピリチュアルな体験をしたりというのは事実です。
が、しかし!
そういった体験をしたからといって、決してパーフェクトヒューマンになったわけではありません。
センスで程度は違えど、訓練すれば誰でも体感できるものです。
そこを完全に勘違いして、「悟りを開いたーーー!」だの、「私は神に選ばれた!」だの、「宇宙の真理が解った!」だの、大暴走しないでくださいね。
そういう人の行きつく先は、カルト教団の教祖です。
もう一度断言しますが、誰でもできます!
僕はあくまで、瞑想を通して、心を穏やかにし、不安を取り除き、活力を増大させて、現実世界をより充実させることが目的であり、みなさんにも目指して欲しいところなのです。
実のところ、僕は今現在、あまり瞑想のための時間を設けていません。
「ここまで来てふざけるなよー」と言われそうですが、これにはしっかりとした理由があります。
僕には妻が居て子供が居るので、瞑想に時間を費やすよりも、家族と過ごす方が大切だからです。
他にも、瞑想よりも優先すべき楽しいことや、やりたいことが山ほどあるので、瞑想に割く時間がもったいないのです。
瞑想をして、ましてや瞑想を極めようとすると、一人になる時間も必要ですし、かなりの訓練が必要になってきます。
みなさんご存じの、ダルマで有名な禅宗の開祖である達磨大使だって、悟りを開くために瞑想にハマり過ぎちゃって、9年間瞑想し続けて手足が腐って丸くなっちゃったという逸話があるぐらいですからね。
みなさんも、現実世界で生きることから逃げて、精神世界にのめり込み過ぎて、迷走しないようにご注意ください。
とは言っても、やはり瞑想はなかなか素晴らしものなので、あなたも現実世界を充実させるためにも、少しは挑戦してみるのもアリではないでしょうか?
瞑想のやり方習得におすすめの本
瞑想の具体的なやり方については下の書籍が役に立ちました。
僕は↑の本や、Googleでヴィパッサナー瞑想のやり方なんかを検索して、ある程度勉強してから瞑想にトライしたら、2度目で瞑想状態に入ることができたって感じですね。
まとめ
今日は、【寝ながら瞑想】で瞑想状態に入るやり方を、分かりやすく具体的に解説してみましたが、ピンときましたか?
それでも感覚やコツをなかなか掴めない時は、何度も読み返してみて、自分なりのアレンジなんかも加えて、良い瞑想状態に入れるように、楽しくトライしてみてください。
くれぐれも、精神世界にどっぷり浸かって、変な教団を立ち上げないでね!
ではでは、またお会いしましょう。
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【クンダリーニ覚醒】僕が瞑想1カ月で成功した方法を完全公開
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