手根管症候群のツボ(トリガーポイント)と、痛みの原因となる筋肉を解説します。
後半では、いきなり注射や手術は怖いという方に向けて、自分で治すマッサージ方法についても説明します。
もちろん、医療機関の受診が第一です。
最近、柏木由紀さんも手根管症候群と診断されましたね。
手根管症候群は、何らかの原因で手首から腕を通る正中神経が圧迫され、手の親指・人差指・中指辺りにしびれが出る症状です。
はっきりとした原因は不明ですが、妊娠・出産期や更年期の女性、また手首を酷使する職業の人に多い症状とされます。
柏木由紀さんのように、喉や胸の詰まり、呼吸の苦しさといった症状を訴える方もいるので、首の斜角筋や胸の小胸筋が腕の神経を圧迫する胸郭出口症候群との関連や併発も考えられます。
また、肩甲骨上にある棘下筋にトリガーポイントが発生すると、手根管症候群に似たしびれの症状が現れますので、こちらも念頭に置いておきましょう。
トリガーポイントとは、簡単に説明すると痛みの原因となるコリ(ツボ)のことです。
そのトリガーポイントをマッサージや指圧で刺激し、消滅させることで、痛みが取り除かれます。
トリガーポイントについての詳しい説明や、痛みを取るトリガーポイントマッサージ(指圧)方法については、下の記事で解説しています。
【トリガーポイント】一覧マップ・効果・マッサージ法を全て解説
手根管症候群のツボ・トリガーポイントと原因となる筋肉
✕マークがトリガーポイントが発生しやすい箇所を示しています。
薄く丸で囲んでいる箇所が、痛みの症状が出る範囲(関連痛)を示しています。
手根管症候群の原因筋
- 円回内筋
- 橈側手根屈筋
- 長掌筋
- 母指対立筋
- 斜角筋群
- 小胸筋
- 棘下筋
手根管症候群を自分で治すマッサージ方法
医療機関の受診と、お医者さんの指示に従うことが最優先ですが、正中神経を圧迫している上記の筋肉をほぐしたり、トリガーポイントを消滅させることで、手のしびれを解消できる可能性は十分にあります。
腕や手のしびれは、斜角筋群、小胸筋が原因のことが多々あるので、下記のトリガーポイント指圧の手順に従ってマッサージをしてみましょう。
トリガーポイントマッサージ(指圧)手順
下記の記事で、トリガーポイントについての詳しい説明や、全身のトリガーポイントマップなども紹介していますので、手根管症候群以外にも気になる痛みがある時は参考にしてみてください。
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