ストレス・息苦しさ・胸の詰まりを感じた時は、左の背中(胸腸肋筋)のトリガーポイントが原因かもしれません。
米国の調査では鬱患者の40%が背中の痛みを訴えているとの報告があります。そのほとんどが左の背中に痛みを感じています。(まれに右の場合もあります)
日本でもストレスと脊椎の不調(首痛や腰痛)は知られていますが、筋肉、特に胸腸肋筋のトリガーポイントに注目してくれているお医者さんはほぼ皆無です。
ストレスを感じると、呼吸筋の働きに悪影響を及ぼし、胸の詰まりや息苦しさを感じます。逆に、呼吸筋が凝ることでストレスを感じることもあるでしょう。
呼吸筋の中で大きな働きをする外肋間筋をサポートする胸腸肋筋にトリガーポイントが発生することで、左の背中に痛みが生じ、それがストレスや息苦しさ、胸の詰まりを感じさせている可能性があります。
僕の感覚ですと、胸腸肋筋と上後鋸筋と前鋸筋が重なるT5・T6付近に重要なトリガーポイントが発生すると考えます。僕も息苦しさを感じた時は、確実に左背中にトリガーポイントができ、それを消すと胸の詰まりも治ります。
背中に痛みを感じ、息苦しさや胸の詰まりを覚えた時は、下記のトリガーポイントを指圧してみると良いかもしれません。
ストレス・息苦しさ・胸の詰まり(左背中の痛み)のツボ・トリガーポイントと原因となる筋肉
✕マークがトリガーポイントが発生しやすい箇所を示しています。
薄く丸で囲んでいる箇所が、痛みの症状が出る範囲(関連痛)を示しています。
ストレス・息苦しさの原因となる筋肉
- 胸腸肋筋
- 横隔膜
- 上後鋸筋
- 前鋸筋
- 斜角筋
- その他の呼吸筋
トリガーポイントについての詳しい説明や、その他の痛みの症状別のトリガーポイント一覧は、こちらをご覧ください。
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