顎関節症のツボ(トリガーポイント)と、痛みの原因となる筋肉を解説します。
顎関節症は、口を開けた時の顎の痛みやクリック音、耳の痛みや耳鳴り、歯の痛みが出るといった症状です。発症原因は様々ですが、噛み合わせの問題よりも、ストレス・過緊張・歯の食いしばり・歯ぎしり等での顎関節周りの筋肉への負担が有力視されています。
医療機関の受診が第一ですが、トリガーポイントマッサージにより、顎関節症の痛みの重症化や慢性化を予防する効果は十分に期待できます。
顎関節症のツボ・トリガーポイント
✕マークがトリガーポイントが発生しやすい箇所を示しています。
薄く丸で囲んでいる箇所が、痛みの症状が出る範囲(関連痛)を示しています。
顎関節症の原因となる筋肉
- 側頭筋
- 咬筋
- 外側翼突筋
- 内側翼突筋
- 顎二腹筋
- 顎舌骨筋
- 僧帽筋
- 頭半棘筋
- 頸板状筋
- 頭最長筋
- 後頭筋
顎関節症のトリガーポイントマッサージ方法
医療機関の受診と、お医者さんの指示に従うことが最優先ですが、顎関節を固定している上記の筋肉をほぐしたり、痛みの原因となっているトリガーポイントを消滅させることで、顎関節症の痛みの重症化や慢性化を予防できる可能性は十分にあります。
内側翼突筋と外側翼突筋は、口の中に指を入れてのアプローチとなるため、初心者の方にはおすすめできませんが、その他の筋肉はセルフマッサージでも十分アプローチできますので、下記のトリガーポイント指圧の手順に従ってマッサージをしてみましょう。
トリガーポイントマッサージ(指圧)手順
トリガーポイントについての詳しい説明や、その他の痛みの症状別のトリガーポイント一覧は、こちらをご覧ください。
【痛みの症状別トリガーポイント一覧】と「マッサージのやり方」
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