股関節痛のツボ(トリガーポイント)と、痛みの原因となる筋肉を解説します。
股関節痛の原因には、高齢者に多い「変形性股関節症」、アルコールの多飲や大量のステロイド使用も要因とされる「大腿骨頭壊死症」、「関節リウマチ」などが挙げられます。その他にも「坐骨神経痛」や「腰椎椎間板ヘルニア」「鼠径ヘルニア」など股関節以外に原因がある場合もあります。
しかし、大半の痛みの原因は筋肉由来とも言われており、運動不足などにより股関節周りの筋肉が硬くなったり、逆に運動過多により筋肉が損傷することで、そこにトリガーポイントが発生し、股関節痛の原因となっている可能性があります。
そういった場合は、マッサージやストレッチ、筋力トレーニングをすることで、痛みの解消や軽減が可能になります。「変形性股関節症」の場合でもこれらのケアを行うことで、痛みの重症化や慢性化を防ぐ効果があります。
股関節痛の原因となっている筋肉とトリガーポイントができやすい位置を図解で解説していますので、後半の「トリガーポイントマッサージ(指圧)手順」を参考に、マッサージを行ってみてください。
また、解説は省きますが、図解を参考に痛みの原因となっている筋肉をストレッチ・筋力トレーニングを行うことで、より股関節の痛みを改善することが可能となります。
股関節痛のツボ・トリガーポイントと痛みの原因となる筋肉
✕マークがトリガーポイントが発生しやすい箇所を示しています。
薄く丸で囲んでいる箇所が、痛みの症状が出る範囲(関連痛)を示しています。
股関節痛の原因となる筋肉
- 大腿筋膜長筋
- 梨状筋
- 中殿筋
- 外側広筋
- 恥骨筋
- 内転筋群
- 縫工筋
- 内・外閉鎖筋
股関節痛を改善するマッサージ方法
医療機関の受診と、お医者さんの指示に従うことが最優先ですが、股関節痛の原因となっている上記の筋肉をほぐしたり、トリガーポイントを消滅させることで、股関節の痛みを改善できる可能性は十分にあります。
上記のトリガーポイントマップで痛みの原因となっている筋肉とトリガーポイントができやすい位置を把握して、下記のトリガーポイント指圧の手順に従ってマッサージをしてみましょう。
また、痛みの原因となっている筋肉に対し、ストレッチや筋力トレーニングを行うことも効果的ですので、併せて試してみてください。
トリガーポイントマッサージ(指圧)手順
トリガーポイントについての詳しい説明や、その他の痛みの症状別のトリガーポイント一覧は、こちらをご覧ください。
【痛みの症状別トリガーポイント一覧】と「マッサージのやり方」
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