女性を中心に人気を集めている「ピラティス」。世界で活躍するハリウッドスターやK-POPアイドルなど、多くの著名人がトレーニングに取り入れており、近年その注目度が高まってきています。それに伴い、ピラティスインストラクターという職業に興味を持つ人が急増しています。
一方で、「興味はあるけれど、体型に自信のない私には無理かも…」と、なかなか一歩を踏み出せない人も多いようです。
本記事では、「ピラティスインストラクターになるのに体型は関係あるのか?」について、わかりやすく解説していきます。
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ピラティスインストラクターになるのに今の体型は関係ない!
結論から言うと、ピラティスインストラクターは、どんな体型の人でも目指すことができます。ピラティスインストラクターになる目標を、体型で諦めるべきではないということです。
「ピラティスインストラクター」と聞いて、どのような人を思い浮かべるでしょうか?モデルのようにスリムで、鍛えられた体は筋肉で程よく引き締まっており、毎朝早起きしてスムージーを飲むような健康意識の高い人。そんなイメージでしょうか?普通に生活している私たちにとっては、少し遠い存在に思えてもきます。
ピラティスには、もちろんダイエット効果があります。しかし、痩せることは本来のピラティスの目的ではありません。ピラティスインストラクターに体型が関係ない3つの理由を挙げていきましょう。
理由①:ピラティスはもともとダイエットを目的にしたものではないから
なんとなく「ダイエットに良さそう」な感じがしますが、もともとピラティスはダイエットを目的に考案されたものではありません。ピラティスの起源は第一次世界大戦の時代。負傷した兵士のリハビリ用のエクササイズとして編み出されました。
ピラティスでは「体と心のバランスを保つこと」を何よりも大切にしています。一般的な筋トレは「アウターマッスル」と呼ばれる体の表面の筋肉を鍛えますが、ピラティスで行うのは外側からは触れることのできない「インナーマッスル」のトレーニングです。呼吸を使いながら、自分の意志で心と体をコントロールするためのトレーニングであり、常人離れした動きを目指すのではなく、自分の可動域の範囲内で正確な動作を行います。
ピラティスによって、頭と脊椎、骨盤や内臓の位置を正しい場所位に戻すことができます。そうすることでゆがみが取れ、代謝が上がり、呼吸も深くなってストレスが軽減されるのです。
「肉体的にも精神的にも健康な体を取り戻すこと」こそが、ピラティスの本来の目指すところです。
ピラティスで痩せるメカニズム
では、ピラティスを行うことでどのように身体が変化し、痩せることに繋がるのでしょうか?
ピラティスでは、「胸式呼吸」をしながらエクササイズをします。胸式呼吸によって体内の細胞が活性化させ、結果的に代謝が上がって脂肪が燃焼しやすくなります。また、インナーマッスルを鍛えることによって、しっかりとした体幹が備わり、体も引き締まります。リラックス効果もあるので、ストレスが減り、間食が減ったり肥満に導くホルモンを減らすこともできます。
やみくもに食事制限をしたり無理な運動をする必要もないので、心と体の健康を保ったまま痩せることができます。元IZ*ONEの本田仁美さんも、ピラティスを始めて劇的に痩せたことで有名です。アイドルのように激しいパフォーマンスをするためには、きちんとした筋肉は残しながら痩せていく必要があります。それを可能にするのが、ピラティスということですね。
実際にピラティスを続けている人々のインタビューを見てみると、「自分を受け入れられるようになった」「呼吸が楽になった」といった声が多くあがっています。もちろん、体型の変化も表れていますが一番大きいのは「心の変化」。女優の石田ゆり子さんも10年以上ピラティスを続けており、「生きるのが楽になった」と語っています。
理由②:ピラティスのトレーニングを通して痩せることができるから
資格取得のための講座では、解剖学等の座学が中心となりますが、当然ご自身でも一定期間レッスンを受ける必要があります。ピラティスインストラクターになるためにこれからピラティスを始めようとする人であれば、今後のレッスンを通して痩せることができます。
ピラティスの動きは一般的な筋トレよりは緩やかですが、その分休息日を設けることなく続けることができます。はじめてから3~4週間ほどで体重が落ちたり、体型が変わって来たりする人が多いようです。
「インストラクターになる」という目標に向かいながら、自分自身もシェイプアップしていくことができる。まさに、一石二鳥です。
理由③:ピラティスインストラクターにとって大切なことは体型ではないから
ピラティスを人に教える際一番大切なことは、生徒さん一人ひとりにとって最適なトレーニングを提供することです。ピラティスは、ヨガのように理想の形に近づけていくスタイルではなく、その人の可動域の中で正確に筋肉を動かしていくことが大切です。
また、ひとりひとり体や心に抱えている不調は異なってくるので、その人に合ったトレーニングを組むことが効果を発揮するためのカギとなります。そのため、「インストラクター自身が理想的な体型であること」よりも「生徒の体の状態を見極め、最適なプログラムを組む力」の方が必要となります。
講師自身の体型がふくよかであったとしても、その人が真剣に「生徒の体を良くしたい」と思って取り組み、そのための知識や経験を積み重ねていくことができれば、生徒からの信頼を得ることができます。
まとめ
ピラティスの本来の目的をご理解頂けたのであれば、ピラティスインストラクターにとって体型が最重要事項でないことはお分かりいただけたのではないでしょうか?今は体型に自信がなくても、ピラティスを教えながら理想の体型に近づくことも可能です。
これからますます需要が高まること間違いないピラティスインストラクターという仕事。ピラティスを通して、体型も人生も大きく変化するきっかけが作れるかもしれません。
初心者からでもピラティスインストラクターを目指せるスクールはいくつかありますので、気になる方はチェックしておきましょう!
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