腰痛対策には高反発マットレスの使用が必須です。
各マットレスメーカーが膨大な広告費をかけ、様々な効果を謳っている中で、本当に良いマットレスを選ぶのは至難の業です。
腰痛に悩まれている方にとっては、一体何を信用して良いのか分からない状況でしょう。
断言します。
腰痛対策には高反発マットレスの一択です。
もう一度言います。
低反発ではなく、高反発です。
最低限、これだけはしっかりと頭に入れておきましょう。
一概に高反発といっても、メーカーによって使用素材や反発力が様々です。
本記事では、腰痛や肩こり対策にもおすすめの、本当に良い高反発マットレスランキングBEST3を紹介します。
この中から予算や好みに合わせて選択頂ければ間違いはありませんので、ぜひ参考にしてください。
私も高校の時にヘルニアになり、長年腰痛に悩まされてきました。
数十種類ものマットレスを試し、高反発マットレスに出会ったことで、今では腰痛だけでなく肩こりも改善し、常に快眠できる日々を過ごせています。
本記事が腰痛や睡眠不足に悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。
なぜ高反発マットレスが腰痛に良いのか?
一昔前になりますが、テンピュールで有名な低反発マットレスが話題になりました。
NASAで使用されていることもあり、一躍ヒット商品となりましたよね。
この低反発マットレスですが、腰痛にとっては全くオススメできません。
実際に横になってみると分かりますが、最初はかなり硬めなのですが、一度体重がかかると沈み込みすぎて、腰が曲がったままになってしまいます。
低反発という名の通り、反発力が低く、形状記憶された状態になります。
これでは腰痛をさらに悪化させてしまいます。
他にも、沈み込みすぎて寝返りがうちにくい、蒸れやすいといった欠点があります。
一方の高反発マットレスは、沈み込んでも体重をしっかりと支え返してくれる、反発力の高さが特徴です。
初めは柔らかすぎると感じると思いますが、一度沈んだ体を支え返してくれる反発力の高さが、腰痛予防に非常に効果的になります。
一般的に、腰痛には硬めのマットレス、肩こりには柔らかめのマットレスが良いと伝えられてきましたが、これは大きな誤解です。
硬すぎて体とマットレスの間に空間ができてしまうと体が緊張してしまい、逆に柔らかすぎると悪い姿勢のまま体が沈み込んでしまいます。
体全体が包み込まれるようにマットレスと密着して体圧分散しつつも、高い反発力で自然な姿勢をキープしてくれる高反発マットレスが、腰痛にも肩こりにも、すべての体の不調にも絶大な効果を発揮してくれます。
腰痛にも肩こりにも
高反発マットレスが効果大
高反発素材のチェックも重要
素材もチェックが必要です。
最大の効果を発揮してくれる素材は「高反発ウレタン」になります。
高反発という名前だけを利用しているファイバー素材のマットレスも見かけますが、全くの別物と考えてください。
実際に横になると分かりますが、硬いだけのものが多いです。
近年、高反発マットレスに対抗して「高弾性マットレス」なるものも販売されていますが、あまり名前に惑わされない方が良いでしょう。海外ではそのような素材は存在しません。
同じく弾力性の高いラテックスゴム製のマットレスに関しては、重く扱いづらいのでおすすめはできません。
品質の良い高反発ウレタンを使用しているマットレスを選びましょう。
N(ニュートン)は無視しましょう
反発力を示すために、N値(ニュートン)を測定して表すことが多いのですが、残念ながら全くアテになりません。
詳しくは長くなってしまうので省略しますが、測定方法に明らかな欠陥があるため、正確な値が出ません。
また、「高反発=硬い」「低反発=柔らかい」という認識は大きな間違いです。
触感としては、高反発の方が柔らかく、低反発の方が硬くなります。
高反発は、最初は柔らかいのですが、体が沈み込んだ後に、しっかりと支え返してくれるのが特徴です。
低反発は、海外では「メモリーフォーム」と呼ばれることが多く、最初は硬いのですが、体が沈み込むと、その沈み込んだままの姿勢で固定されるといった感じです。
例えば、高さのある低反発の枕を使用すると、頭の重量が軽い人は、全く沈み込まずに、ただ高さのある硬い枕になってしまいます。
低反発の欠点は、体重が軽い人にとってはただの硬いマットレスとなり、体重が重い人にとっては、体が沈み込みすぎて寝返りもしずらい点にあります。
一方の高反発は、どんな体重の人にも、安定した実力を発揮してくれます。
ただし、一概に高反発といっても、メーカーによって使用素材や反発力が様々ですし、N値も全くアテになりません。
「では、一体なにを基準に選べば良いの?」
となりますが、そこは信頼できる有名メーカーの高反発マットレスを選びましょうということになります。
本当におすすめできる高反発マットレスメーカーの3つを紹介しますので、そこから選んで頂ければ間違いありません。
高反発マットレスおすすめランキングBEST3【腰痛対策に効果抜群】
腰痛をはじめ、肩こり・首こりなど、すべての体の不調に対して素晴らしい効果を発揮してくれる「高反発マットレスおすすめ3選」をお伝えします。
マットレスとは人生の1/3を共にし一生付き合っていく買い物です。
知名度のないメーカーの安価な粗悪品を何度も買い替えるのではなく、信頼のおける有名メーカーの高品質マットレスを選ぶことが絶対条件です。
多少値段が高く感じるかもしれませんが、通常通り使用すれば10年以上は確実にもちますので、コスパは考えても非常に優秀です。
これから紹介する3社は、実績・知名度・口コミ評価すべてにおいて抜群の、最も信頼できる高反発マットレスメーカーです。
是非この中からあなたが良いと思えるマットレスを見つけてみましょう。
1位 マニフレックス magniflex
マニフレックスは、高反発マットレスの先駆けで人気の火付け役ともいえる、イタリアの老舗マットレスメーカーです。
私もかれこれ10年以上愛用しているのですが、ヘルニアによる長年の腰痛から劇的に解放されました。
快眠力も素晴らしく、私の場合は夜のコーヒーを飲んでも全く苦にならないほど安眠できています。
特許取得の高反発素材「エリオセル」が本当に素晴らしく、体の全体を柔らかく包み込んで、しっかりと支えてくれるのが確実に実感できます。
おそらく、一生付き合っていくマットレスとなるでしょう。
世界では抜群の人気と知名度ですが、日本ではその他のマットレスメーカーの莫大な広告費に押されて影に隠れている感が否めないのが残念です。
高反発マットレスといえばマニフレックスと言えるほど、最高におすすめできるメーカーです。
マニフレックスマットレスの実体験記事も書いているので、よかったら参考にしてみてください。
マニフレックスマットレスは腰痛対策に超おすすめ【実体験レビュー】
簡単に立てかけて干せる使い勝手の良さを求めるなら→「三つ折り型のメッシュウィング」
折りたたむ必要がなく、リッチさを求めるなら→「スタンダードなモデル246」
という選択で良いかと思います。
どのメーカーのマットレスを購入する際にも言えることですが、同一メーカーの枕も必ず購入しましょう。
マットレスと枕の素材や硬さの相性が、快眠や健康維持には本当に重要です。
マニフレックスで言えば、「ピローグランデ」になります。
※偽物も存在するので、「〇年保証」としっかり表示している「正規販売店」から購入しましょう。
正規販売店でしたら、アウトレット品も扱っている「マニフレックス宮崎ショールーム」さんがイチ押しで信頼できます。
2位 エマスリープ emma sleep
睡眠先進国のドイツで開発されたエマスリープは、300万人以上に愛用され、世界各国で30以上のアワードを受賞している新鋭マットレスメーカーです。
現在ヨーロッパで最も勢いのあるマットレスメーカーと言えるでしょう。
3層の異なるウレタンフォームを使用しており、明記はされていませんが、高反発マットレスと呼べる仕様になっています。
100日間のお試し期間が設けられており、体に合わなかったら無料返送+全額返金と、非常にカスタマーファーストな企業ですね。
マットレスは1種類で、5つのサイズから選べます。エマ・ピローも忘れずに。
エマスリープは公式サイトからの購入がお得です。
3位 エムリリー MLILY
エムリリーはデンマーク生まれのマットレスブランドで、独自開発の「優反発素材」が最大の特徴です。
世界72か国で累計販売1,200万枚を突破している、超人気マットレスメーカーです。
サッカープレミアリーグのマンチェスターユナイテッドと公式契約を結んでいるほど、信頼度抜群のマットレスですね。
優反発と高反発の2層構造になっていますが、高反発と大きな違いはないと考えて結構です。
使用しているマットレスの上に重ねる厚さ5cmのトッパータイプ、厚さ8cmの三つ折りタイプ、厚さ11cmの通常マットレスがあります。
ベロア調生地のカバーが高級感があってお洒落ですね。
残念ながら日本ではエムリリーの枕は販売されていないので、個人的にはマニフレックスのピローグランデとの使用をおすすめします。
エムリリーのマットレスは公式通販サイトからの購入が安心です。
まとめ
数あるメーカーの中から、自分に合った本当に良いマットレスに出会うのは簡単なことではありません。
私が断言できるのは、安価なマットレスを何度も買い替えて、貴重な時間とお金を消耗しないで頂きたいということです。
人生の1/3を占める睡眠を、過度なストレスに侵されるべきではありません。
信頼できる有名メーカーの高反発マットレスで、快適な睡眠と健康を取り戻しましょう。