【明晰夢の見方】ということで、僕が自由自在に夢をコントールしている方法を語っていきます。
「明晰夢とは?」「一般的な明晰夢の見方や訓練法」「明晰夢を見るメリット」なども合わせて解説します。
今日は「明晰夢」についてお話したいと思います。
僕は割と小さい頃から明晰夢をちょくちょく見ていた方で、小学校高学年から20代前半ぐらいまでは、月に2~3回は見ていたような記憶をしています。
これは意識的に明晰夢を見ていたわけではなくて、なんとなく夢の中で、「あっ、これ夢だ」と気づき、あとは「よしっ、どうせ夢だから何してもいいや!」といった感じで、現実世界ではありえない行動を好き勝手にやっていくといった感じですね。
空を飛びまわったり、女の子とイチャイチャしたりというのが多いですね。
ゲスな話で申し訳ないのですが、芸能人なら20人以上、一般の人や見たこともないような人なら100人以上とは意識的に明晰夢の中でイチャついてきたわけなのです。
あっ、夢の中で勝手に抱いてしまった方、申し訳ないです。
大人になるにつれてそんなに頻繁には明晰夢を見ることもなくなってきたのですが(その原因は検討がついています)、僕はある方法で意識的に明晰夢を作り出し、夢を自由自在にコントロールすることに成功しています。
自由自在と言うと少し誇大広告が過ぎるのですが、夢の細部までは完璧にコントロールできないにせよ、無意識ではなく意識的に明晰夢を作り出し、その夢の中で自由気ままに行動することは可能です。
僕がやっている「明晰夢の見方」については、最後の章で詳しく語っていきます。
前半は、「明晰夢とは?」「一般的な明晰夢の見方や訓練法」「明晰夢を見るメリット」などをわかりやすく解説していきますので、少しだけお付き合いください。
明晰夢とは?
「そもそも明晰夢とは何?」から説明していきますね。
「めいせきむ」と読みます。
明らかではっきりしている夢ということですね。
一般的な定義としては、「睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢」ということです。
夢の中で、「あっ、これ夢だ!」と気づく状態ですね。
ただ、夢だと気づいただけでは何も面白くないので、ここでは「明晰夢に気づき、夢を自由に操る」ことを明晰夢と定義させて頂きます。
ドイツのWEB調査の結果だと、月に1回以上の比較的頻繁に明晰夢を見られる人の割合は全体の25%、ごく稀に見る人は34%、今まで一度も明晰夢を見たことがない人は41%だったようです。
どんな時に明晰夢って見るの?
これは、脳の前頭葉が半覚醒状態の時に見ると言われています。
いわゆる、レム睡眠状態、変性意識状態、まどろみの状態といった、脳波がシータ波の時に明晰夢が見やすくなります。
ガンマ派という方もいるようですが、僕はシータ波なんじゃない?って思います。
通常だと、二度寝の時や昼寝の時によく起こるのですが、僕はこの脳波がシータ波の状態を【瞑想】によって意図的に作り出します。
詳しくは最後に解説しますね。
ちなみに、僕もそうなのですが、大人になってから明晰夢を見る機会が減ったという人の原因は、仕事やなんやらで、疲れやストレスが溜まっているからでしょう。
なぜなら、この脳波がシータ波の状態というのは、ぐっすり眠って身体が完全にリラックスした状態や、体調の良い時でないと、なかなか作り出すことができないからです。
一般的な明晰夢の見方
一般的に伝えられている、高確率で明晰夢を見る方法を説明します。
これは結構有名で、オーストラリアのアデレード大学心理学部で行われた実験なのですが、「MILD」という手法を使ったところ、被験者の46%が、一週間以内に明晰夢を見ることに成功したようです。
MILDという明晰夢を見る方法はざっくりとこんな感じ↓
MILDの方法
- しっかりと5時間寝て、一度起きる
- 5分~30分ほど起きている
- その時に「次に見る夢を覚えている」と繰り返し唱える
まずは5時間ぐらいしっかりと寝て、身体や脳の疲れを取りましょうってことですね。
そうすることで、次に眠りについた時にレム睡眠(脳波がシータ波)に入りやすくなります。
そして最低5分、長くて30分ほど覚醒状態をキープします。
すぐに二度寝に入ると、そのまままた深い眠り(ノンレム睡眠)についてしまうので、一度脳を目覚めさせましょう。
この覚醒時の5~30分の間に、「次に見る夢を覚えている」でもいいですし、「次の夢で夢だと気づく」でもいいので、とにかく「夢に気づく」という意味合いの言葉を繰り返し心の中で唱えて、自己暗示をかけてあげましょう。
そうすることで、なかなか良い確率で明晰夢が見れると言われています。
実験では他にも2種類の方法があるのですが、あんまり効果はなかったようなので割愛します。
ちなみに僕の「明晰夢の見方」は、このMILDをさらに応用して、ちょっぴり裏技も取り入れた方法です。
MILDは後々知ったのですが、脳を半覚醒状態(レム睡眠状態)にする考え方としては、ほぼほぼ同じでしたね。
明晰夢を見る訓練法
基本的には上記のMILD法を何度も試してみることが一番良い訓練法かなと思います。
もっと踏み込んで、明晰夢を自ら意図的に作り出したいという方は、最後の僕のやり方を参考にして訓練してみても良いかと思います。
その他にも、リアリティーテストやWBTBという方法があるのですが、MILDで十分かなぁと思います。
一応さらっと説明しますと、
リアリティーテストは2時間~3時間おきにアラームをセットして目覚めて、その時に現実かどうかのチェックを行うというものです。
リアリティーチェック項目
- 反射物が正常に見えているか
- 手が個体を通り抜けるか
- 自分の手のひらは正常に見えているか
- 時間が経つのが早すぎないか
- 鼻をつまんで呼吸できるか
睡眠中に何度も起きるのは睡眠障害を引き起こす原因にもなりかねないので、あまり現実的な訓練法ではないですね。
WBTBは、Wake back to bedの意味で、5時間寝て、30分起きて、また眠りにつくというやり方です。
MILDとWBTBの組み合わせが一番効果的ですね。
また、よく夢日記をつけた方が良いと聞くこともあるのですが、僕は一度もやったことはないですし、まぁ実験がてらやってみるのもアリかもしれませんが、そんなに力む必要はないんじゃないの?と僕は思っています。
なるべく気楽に楽しく取り組んだ方が、長続きすると思いますよ。
明晰夢を見れて夢をコントロールだきたからといって、天才やパーフェクトヒューマンになれる訳ではないので、力を抜いて行きましょう。
明晰夢を見るメリット
明晰夢を見ることで、悪夢を克服できるとされています。
大人の50~85%の人がときどき悪夢を見るとされており、大半は一時的に苦痛を強いられるだけなのですが、その悪夢が繰り返されることによって、PTSD、うつ、不安、ストレス、睡眠障害を悪化させる可能性があります。
明晰夢を見る習慣がついていれば、悪夢が現実ではないと認識できるということですね。
悪夢や、夢から覚めたい時には↓の方法が有効です。
夢から覚める方法
- 助けを求める:夢の中で大声で叫ぶと目を覚ます可能性が高まります。
- まばたき:繰り返しまばたきすることで、目覚める準備ができます。
- 夢の中で眠る:夢の中で眠りにつくと、現実で目を覚ますことができます。
- 読む:夢の中で文字を読むと脳の一部が活性化されて目覚めるきっかけになります。
また、明晰夢は運動能力を向上させる効果があるかもしれないと言われています。
実験で、身体障害のある人が明晰夢を見ながら精力的にイメージすることで、運動能力を高める練習ができる可能性があるようなのです。
健常者にとっても、明晰夢を使って運動能力を向上できる可能性も示唆しています。
あとはただ単純に楽しいということですね。
夢を自由自在に操って、空を飛んだり、人には言えない事なんかできちゃう訳ですから、まぁ楽しくてしょうがないですよねw
しかも、イイ夢を見た次の日って、気分良くないですか?
夢でも現実でも気分が良いなら、それだけで十分でしょ!
明晰夢は危険?
明晰夢は危険だなどと変に恐怖心を煽ったり、「明晰夢は危険だから安全な方法で訓練しよう」みたいなお金儲けを企んでいるのかは定かではないですが、一部でそう言われている人もいるようです。
って、そもそも明晰夢って夢に気づいている状態ですからねぇ。
夢なんだから危険なはずないでしょ?
インセプションに感化されすぎです。
明晰夢は楽しいことしかありませんよ。
ただ、明晰夢を見ようとあまりに躍起になりすぎて、リアリティーテストやWBTB、MILDの誘導技術を繰り返し過ぎると、安眠の妨げになり、睡眠障害やうつ症状を引き起こす原因にもなりかねないので、リラックスしていきましょうね。
明晰夢と金縛りの関係
これはですねぇ、別に明晰夢と金縛りに因果関係があるわけではないです。
半覚醒状態とか変性意識状態とかレム睡眠状態、言ったら瞑想状態なのですが、その時は、脳は覚醒して意識はあるのに、体の力が完全に抜けて、体が動かせないような状態になります。
なんなら、喉の呼吸筋も収縮することがよくあります。
瞑想をやっている人なら何度も経験するので理解できるのですが、経験のない人に起こってしまうと、「人に乗っかられている」とか「首を絞められている」と勘違いして、金縛りだとパニくってしまうのですね。
金縛りは脳の錯覚(幻覚)だとわかっています。
心霊現象ではありませんよ。
【明晰夢の見方】僕が夢を自由自在にコントロールしている方法
では、最後になりましたが、僕の「明晰夢の見方」を解説していきますね。
基本的には、WBTBとMILDの応用です。
それをさらに踏み込んで「瞑想」を取り入れることで、明晰夢をゼロから作り出していきます。
MILDやその他の方法だと、夢を見てから、それが夢だと気づく方法なのですが、瞑想することで、初めから明晰夢を作り出して、そこからストーリーを進めていくってやり方ですね。
正直、難易度は高めで、僕も頻繁に成功できる訳ではありません。
また、明晰夢を作り出せたからといって、その後の展開の細部まですべてをコントロールできている訳ではないので悪しからず。
ただ、相当訓練すれば、夢をすべてコントロールすることも不可能ではないと感じています。
僕の明晰夢の見方
- 寝る前に全身をリラックスさせる
- 5時間程度しっかり寝る
- 目覚めて10分ほど行動する
- 再度眠りにつく時に瞑想をする
- 瞑想時にある場面を鮮明にイメージする
- その場面の中に自分を投影する
手順はこんな感じですね。
詳しく説明していきます。
step
1寝る前に全身をリラックスさせる
これが実はかなり重要になります。
詳しくは後で紹介する「寝ながら瞑想」の記事を参考にして欲しいのですが、寝る前にしっかりと身体の疲れを取っておくことで、その後の瞑想の精度が高まります。
と言いますか、ホントにリラックスできていないと良い瞑想状態に入ることができません。
なので、しっかりとお風呂に浸かってリラックスし、マッサージやストレッチで身体のコリやハリ、疲労を十分に取り除いておいてください。
寝る前のストレッチが一番現実的かもですね。
step
25時間程度しっかり寝る
ここはWBTBと同じですね。
僕の場合は5時間にこだわってはいないのですが、普段起きる2時間前ぐらいにアラームをセットしても良いですし、夜中に起きちゃったついでにトライしても良いですし、昼寝の時にやってみてもOKです。
要は、脳と身体を回復させときましょうってことです。
step
3目覚めて10分ほど行動する
5分でも10分でも大丈夫です。
目覚めたら、一度体を起こして、ちょっと行動した方が、脳を覚醒させやすいです。
瞑想時に尿意は大敵なので、一度起きたらトイレに行きましょう。
ここで裏技なのですが、僕はその時にカフェインを採ります。
お茶でもコーヒーでも、お好きなもので結構。
これで、身体は完全にリラックスしているのに、脳は覚醒しているという状態を作り出すことが簡単になります。
この5~10分の間にMILDのテクニックを使っても良いでしょう。
「次に見る夢を覚えている」的なことを繰り返し唱えるのですが、僕は正直あまりやっていません。
MILDは夢の中で夢に気づく方法なので、瞑想で明晰夢をゼロから作り出す時にはあまり意味がないですもんね。
まぁ、瞑想に失敗した時のために、一応念じといても良さそうですね。
step
4再度眠りにつく時に瞑想をする
さぁ、瞑想ですね。
ここは↓の記事で徹底的に練習してください。
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ただ偶発的に明晰夢に気づくだけならMILDなどで十分ですが、意識的に明晰夢を作り出すには、瞑想が必要不可欠です。
脳波をシータ波の状態(レム睡眠・変性意識・半覚醒)にもっていくことで、ゼロから明晰夢を作りやすくさせます。
step
5瞑想時にある場面を鮮明にイメージする
4をクリアして、深い瞑想状態に入れたら、ある場面を鮮明にイメージしてみてください。
場所、風景、状況、なんでも良いのですが、とにかく細部まで鮮明にイメージできる場面が良いです。
僕は、好きな場所や、空を飛んでいる状況をイメージすることが多いです。
好きな人とイチャつきたいなら、妄想を鮮明化できるので、それでも良いかと思います。
step
6その場面の中に自分を投影する
最後がちょっと難しいです。
イメージが完璧にできあがったら、その場面に自分を投影させます。
その夢(妄想)の中に自分自身を登場させる訳ですね。
ここはもう、あなたのイメージ力に頼るしかないですね。
妄想力を爆発させましょうw
晴れて自分が夢の中に入ることができたら、あとは自由自在に夢をコントロールして楽しみましょう。
宇宙旅行だって可能です。
こんな感じで頑張っていけば、いずれ明晰夢を作り出して、夢を操ることは可能だと思います。
結構難しいハズなので、あまり気負い過ぎずに楽しんでトライしてみてくださいね。
ストレスを溜めるようであれば本末転倒です。
ちなみに、深い瞑想時にこのテクニックを応用することで「幽体離脱」なんかもできちゃいます。
僕はまだ成功した経験はないのですが、幽体離脱ができるということは完全に理解できます。
まとめ
長くなってしまいましたが、今日は「明晰夢の見方」についてお話しさせて頂きました。
最後までお付き合いありがとうございます。
トライしてみても、しなくても、全然どちらでも良いのですが、人生何事も挑戦ですからね、ちょっとでも「面白そうじゃん?」と思ったら、気楽に明晰夢にチャレンジしてみてください。
変な方向に走るぐらいなら、日々のうっぷんやストレスを夢の中で発散させちゃいましょう!
ではでは。